創作カクテルに心地よい台湾茶の香りを
ウルフティー X Peanut Club「茶酒」

Dec. 2022

このコラムでは、琅茶 ウルフティーの思いに共感し、台湾茶の可能性を広げていく、異なる分野の方とのコラボプロジェクト、またお茶をお取り扱いいただいている仲間のことを紹介いたします。

Peanut Club/台湾 台北

Peanut Clubは、台北にある創作カクテルと美味しい料理を提供するビストロです。店名は、アメリカの有名な漫画の「ピーナッツ」(よく知られているスヌーピー)からインスピレーションを受けました:「ピーナッツバターの味は、まるで無償の愛のようだ。」——

この愛される人気作と同じように、「親しみやすく、ユーモアがあり、ディテールに敬意を払う」—— Peanut Club は、心の中で最高のピーナッツバターの味をカクテルと態度で見事に表現し、そしてカクテルを創作し続けながら、彼らのユーモアを感じる名前を付けています。ぜひ愉快で興味深いカクテルメニューをご覧ください。

長年の付き合いにより、Peanut Club では数種類の琅茶を提供しながら、琅茶を使った「台湾茶酒」も提供しています。今回は、Peanut Club のバーテンダーさんにお話を伺って、台湾茶をうまくカクテルに取り入れる秘密を垣間見ることができました。

繊細な味に必要!台湾茶酒のコツ

「香りが強かったり、ブレンドされたりするヨーロッパのお茶とは違い、台湾茶はとても繊細な味わいを持ちます!だから、茶酒を作るには細かいところまで丁寧に、風味が強すぎる複雑な材料を使うことはしません。」

Peanut Club が開店する前に、バーテンダーさんは友人のおすすめで茶舗を訪ねることがあります。台湾紅茶から焙煎烏龍茶まで幅広く試飲し、お茶の渋みがなく、それぞれの魅力を感じられる上品な香りに驚き、それから4年以上が経った今まで、Peanut Club は琅茶をお取り扱いいただいている仲間になっています。

最近ブームとなっている茶酒には、直接お茶をお酒と混ぜたり、お茶でシロップやリキュールを作ったり、茶葉をお酒で煮出し、または茶葉をお酒に漬け込んだり、様々な仕方があります。そしてPeanut Clubでは、茶葉をラム酒に漬け込んで、雑味のないピュアな風味がする茶酒を作って、さらにカクテルに使われています。

茶葉を漬ける時に少しの砂糖を加えることで、香りを濃くするだけでなく、タンニンが出過ぎないように、長持ちさせる効果もあります。それから、どの方法でも、一番大切なのはお茶を淹れるのと同じで、「お茶を抽出しすぎない」ことを注意し、味を抽出しすぎると、逆にお酒とうまく調和することができません、とバーテンダーさんが教えてくれました。

 

》左:以前提供していた、「秘蜜仙境 Alice’s Honeyland」:東方美人ラムで、甘酸っぱいフルーティーさがとても豊かで飲みやすいです。右:今提供している、小焙青茶のラムを使った「Tea Party」

ウルフティー焙煎台湾茶 X カクテル

「焙煎により、お茶の風味が長持ちし、個性も際立つので、お客さんにはお茶の存在を簡単に分かって、そして共鳴していただけると思います。」

Peanut Club の台湾茶カクテルには、個性的な自家製「焙煎烏龍茶酒」を使っています。親しみやすく、わかりやすい香ばしさから、さらに焙煎度合いによる異なる風味をカクテルの繊細な表現で自分らしく演出し、お客さんはリラックスした状態でも、台湾茶の本格的な香ばしさを存分に楽しめます。

「Tea Party」は軽く焙煎した【小焙青茶】の茶酒を使って、花と果物の明るい香りと組み合わせ、《不思議の国のアリス》の狂ったお茶会をイメージします。鉄観音茶酒の「隔壁理髮師 Barber Next Door」には、パッションフルーツとオレンジのすっきりした酸みで、【果韻鉄観音】のフルーティーな後味に響き合います。そして【炭焙凍頂】の茶酒を使った「櫻桃爆彈 Cherry Bakudan」は、お茶のココアのような香ばしさにさくらんぼとベリーで、シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテを思わせる華やかさに。

魅力がそれぞれの「焙煎茶酒」は、焙煎が強ければ強いほどアルコールが強くなっていきます。お酒に強い方には、飲みやすい「Tea Party」からチャレンジして、茶酒で台湾茶の香ばしさを極めましょう。

》以前提供していた、「狼的物語 Wolf Story」:鉄観音茶酒を使って、お茶の香りにウッディが香る煙は、まるで緑の木々の森の中にいるようです。

昼でも夜でも 台湾茶の香りを

「茶酒はお茶の味が強ければいいということではなく、お茶本来の特徴的な香りをクリアに、心地よく楽しむのが大切だと思います。」

お酒とお茶は火と水のように、、全く違う性質を持っていますが、お互いをうまく調和させながら、さらに引き立ててくれるには、膨大な味覚のデータベースと実験精神のほかに、ちょっとした遊び心も必要です。台湾茶酒について、Peanut Club はこれからもっと色々な方法を試してみたいと考えていて、台湾茶を主役にしたカクテルで、台湾茶への思いを発信していきます。

カクテルは日常的な飲み物ではないかもしれないが、いつも特別な夜を演出してくれます。日常に馴染んでいる台湾茶とお酒のコラボが、夜にぴったりした最高のお供になったのは嬉しい限りです。Peanut Club の親しみやすいユーモアで幕を開けて、カクテルの美しい見た目で物語を楽しんで、素材が織りなす風味の層でこだわりを感じながら、心地よいほろ酔い気分になり、忘れられない一杯を。

Photo Credit|Peanut Club

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Peanut Club(花生俱樂部)

■ 地址
台北市大安区大安路一段19巷16号1階

■ 琅茶のシングルオリジン台湾茶を提供いたします

■ コラボレーションメニュー
数種類の「台湾茶酒」を提供しており、メニューは不定期に入れ替えます

■ URL
https://www.facebook.com/peanutclub



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