清香の体験：北包種・南烏龍

幻いな花香を生み出すのは「軽発酵」の働きで、この工程も製茶職人の腕だ。台湾烏龍茶独特な味もそこから生まれてきた：「北包種、南烏龍」—— 同じ品種の茶葉でも、北部で作られてたのは「細長い形、華やかな香り」の包種で、中南部で「丸い形、さっぱりと甘い余韻」の烏龍……二つの香りが、南北それぞれ優しく漂う。

△絶対見逃せない台湾南北の製茶わざ△

・桂香包種  (條索型) 產地：坪林上德里 / 蘭のように優雅に、清々しく香る
・杉森烏龍  (球型) 產地：杉林溪龍鳳峽 / 森を思わせる深い香り

｜茶款簡介｜

【桂香包種】発酵度を低くすることで、緑茶のような口当たりの軽さと茶葉本来の優雅な香りの融合を実現。口に含むと天然の蘭のようなほのかな香りが広がります。アイスティーにしてもその美味しさを充分に味わって頂けますので、春〜夏のシーズンにもオススメです。

【杉森烏龍】杉林渓系のお茶の中で一番標高の高い、山の霊気に溢れる「南投・龍鳳峡」の茶葉は、原生林を思わせる幽玄な香りが印象的。森林に囲まれた若い茶畑で採れる茶葉は、その若さ同様、パワーに満ちた味わいで後味もしっかり、まるで森林浴をしているかのような高山茶です。