台湾高山茶の魅力を知る!春茶と冬茶?味わうポイント

「琅茶が大好きなお茶は?」
「高山烏龍茶!」

世界中でも有名な台湾茶で、お茶愛好家にとって宝物のように説明するのは難しい美しさを持つ「台湾高山茶」——— 高山茶とは、「標高1,000メートル以上」の茶畑で栽培・収穫され、「澄んだ香り」を持つ高山烏龍茶を指し、梨山、杉林渓と阿里山などの産地が最もよく知られています。

台湾は面積の七割以上高山と丘陵が占め、山が多く、とてもユニークな島です。特徴的な山岳気候によって生じる最高の高山茶は、手摘みが難しく生産量も少ないし、様々な幸運とこだわりが独特の上品な花の香りと甘い余韻を生み出します。そして高山茶の魅力には、以下の3つの要素があります:

◎ 高い標高での育ち

雲と霧がかかっている標高の高い地区では、空気と土壌の湿度が高く、昼夜の温度差が大きく、日差しが柔らかいため、茶樹はゆっくりとしっかりと育ち、「旨味と甘み」を引き出す成分を多く蓄え、お茶は甘くしっとりとした飲み口を持って、より繰り返し淹れるのに耐えます。

◎ 自然の森の気

人里離れた高い山で、多くの茶畑は原生林や竹林に囲まれた、狭い範囲で栽培されています。深い山の清らかな環境でマイナスイオンを浴び、さらに肥沃で水はけのよい、産地によって違う土壌が、それぞれの「産地」ならではの特徴的な「山頭気(山の空気のように涼しげな余韻)」を生み出します。

◎ 茶職人の手

台湾の茶職人といえば、お茶作りの「軽発酵」の技術は世界的にも優れています!熟練した職人は、茶葉の状態を判断し、発酵のタイミングを見極め、気候と土壌に恵まれたお茶の良いベースを、ちょうどよく、雑味のないピュアな香りに仕上げます。

春茶と冬茶の違い

台湾高山茶の茶摘みに一番良い季節は「春」と「冬」で、この時期になると、お茶屋さんは「春茶入荷」や「冬茶お届け」などの言葉を掲げ、お茶を新鮮なうちに楽しんで!ということをお茶好きの方に伝えます。それぞれのファンがいて、春茶と冬茶はどちらも美味しいですが、個性は少しの違いがあり、それは「香りの春茶、コクの冬茶」ということです。

【春茶】は通常4、5月に、先に暖かくなる、標高の低い産地から茶摘みします。半年近い休養を経て冬眠から目覚め、気温が徐々に上がる時期に成長する「頭水(トウシュイ=一番茶)」の春茶は、生命力に満ちた爽やかで華やかな香りが特徴です。

【冬茶】は、10月から11月にかけて、先に寒くなる、標高の高い産地から茶摘みします。だんだん寒くなる冬に対応するため、茶葉は成長が遅く、厚くなり、葉っぱにはたくさんの栄養を貯めたので、甘くまろやかなコクと柔らかな口当たりが魅力です。

台湾高山茶の楽しみ方は?

① 新鮮さを味わう: 変化に富んだ香りを感じる

新鮮なお茶の香りは高くてはっきりしていて、香水を超える、蘭のように霧のように優雅な香りが長く続きます。前段から、中段、後段まで奥行きのある香りだけでなく、徐々に冷めていく変化を味わうのもいいです。またお湯を注ぐ前の「茶乾香」、淹れる時に「蓋の裏につく香り」、飲んだ後にコップに残った「杯底香」など、高い山からの生命力と祝福が含まれている香りを、じっくりと楽しむことがおすすめです。

② 山の空気を感じる:産地による違いを比べる

異なる産地で育てられ、お茶はそれぞれの山の風味を余韻の中に隠します。梨山の清らかで柔らかな飲み口にある鉱物のような繊細な味と、杉林渓の力強い甘みにある笹の葉のような爽やかな香り、そして阿里山の定番の花のような甘い香りを、贅沢に一つずつ淹れて、飲み比べましょう!きっと喉から戻る心地いい余韻より、それぞれの「高山の空気」であるエレガントな魅力をはっきりと感じられます。

③ 茶色と茶殻を観賞する:高山茶の美味しい秘密を探す

味を楽しむだけでなく、五感を開き、視覚に「茶色」:澄んだ薄い黄金色は、新鮮さを保ち、茶職人の優れた技術の象徴です。触覚に「茶殻」:厚く柔らかい葉っぱと太く丈夫な葉柄は、雲と霧がかかっている、豊かで自然な環境の中でゆっくりと育った美しい痕跡です。

琅茶が誇るセレクションである高山茶シリーズは、「旬を飲む、唯一無二」の単品茶(シングルオリジン)を提供することで、「産地」や「季節」ごとに微妙な違いをより一層魅力的にしています!

異なる産地のお茶を飲み比べたり、同じ産地の春茶と冬茶を味わったり ——— 上品で繊細な楽しみを持つ台湾高山茶は、お茶のある暮らしの中心になるように、感覚を研ぎ澄ますことを願っています:)



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