台湾茶教室〈高級〉
台湾茶を味わうのに専門用語集

豊かで変化に富む台湾茶を味わうのに、時には感じたことがない、味覚を超えた繊細で独特な体験があります。この魅力的な感覚を共有したいのですが、どう表現すればいいのか分からなくて…大丈夫!それらの感覚にはちゃんと専門用語があります。お茶を評価する時にも使いますので、使いこなせば、周りの人からプロだと思われますよ。

 

1. 回甘 フゥイガン


「甘みを感じれば、『回甘』といえますか?」

お茶の良し悪しを判断する基準でもあり、口に入れて瞬間的に感じられる甘みと違って、「回甘」は、苦みから甘みに変わる「味覚の変化」です。まるで口の中の雰囲気が変わるように、その後に水を飲んでも甘く感じられます。

◎ 実際に感じる!おすすめのお茶:梨緻烏龍小焙青茶

 

2. 喉韻 ホウユン

台湾茶の楽しみ方はなんでしょう?目で茶色を観察したり、鼻で香りを嗅ぎたり、舌で味を感じたり…「喉」で味わうのも忘れないでください!

喉で味わえる「喉韻」は、上質なお茶ならではの喉に長く残る「余韻」であり、台湾茶の非常に興味深い感覚です。

◎ 実際に感じる!おすすめのお茶:悠韻烏龍烏龍紅茶炭焙凍頂

 

3. 山頭氣 シャントウシー


高山茶を味わうのに絶対欠かせないポイントです!

「山頭氣」は 1000m 以上の高い山で育てた「高山茶」しかない、「喉韻」の中に隠れている、山の空気のように涼しげな感覚です。それぞれの「産地」ならではの特徴的な風味を味わえますので、高山茶愛好家にとって、異なる産地の山頭氣を比べるのは、とても繊細で優雅な楽しみです。

◎ 実際に感じる!高山茶三大名山の魅力点:
阿里山|野香烏龍 ———花のような明るい甘み
杉林渓|杉森烏龍 ———森のような力強い爽やかさ
梨山 |梨緻烏龍 ———霧のように清らかな繊細さ

 

4. 軟水 ルァンシュイ

お茶を味覚と嗅覚で味わうだけでなく、「触覚」で味わうことがありますか?

一度「触れたら」忘れられなく、ただのお水やお湯と比べると、お茶を飲む時の「口当たり」はより柔らかく、舌を滑らかに包むような気がします。お茶によって「軟水」の程度、つまり柔らかさも異なっているので、意識して楽しみましょう。

◎ 実際に感じる!おすすめのお茶:梨緻烏龍東方蜜美人

 

5. 收斂性 ショウリィェンシン


お茶の味に幅が出るのが「回甘」なら、回甘と関わっている「收斂性」は、味に「奥行き」を加えます。

収斂性の強いお茶を口に入れると、口の中では物語が始まるように、豊かで生き生きとした変化があって、ほんの少しの苦みと渋みの後にくる甘みも倍以上に感じられます。

◎ 実際に感じる!おすすめのお茶:杉森烏龍豆香碧緑

専門用語を理解することは、ただ風味を表現するだけでなく、お茶を深く味わうヒントでもあります。さらに専門用語のみならず、パンを焼いたような香り、蜂蜜のような甘みなど、知っている風味で表現するのもとても面白いです!同じお茶でも、人によって感じたものがそれぞれなので、良かったら、ぜひあなたの感想を琅茶にシェアしてください:)


胡適は近代台湾で有名な文人であり、お茶を愛し、「茶博士」と呼ばれています。簡単に理解できるように日常の口語で創作せよという主張は、「形式ばらずに、台湾茶の美しさを気軽に楽しもう」という琅茶の想いにも通じると思います。

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「空想茶館」へようこそ!このプロジェクトでは、台湾茶の知識と楽しみ、また琅茶の思いをより柔らかく、面白く伝えようと思います。茶舗で自由に試飲したり話したりできる日を楽しみにしながら、このオンラインでの「空想茶館」を通して、台湾茶を始めよう!と思っている台湾茶の初心者の方は、手軽に台湾茶を始められることを期待しています:)



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